ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた Waitress

Posted: 10月 10th, 2008 | Filed under: コメディ, ロマンス

彼女は、世界一のパイを焼く
ふしあわせな女性。



■ストーリー
アメリカの田舎町のレストラン。ここの人気商品はパイ。
そこで働くウェイトレスのジェンナは、パイを焼かせたら世界第一級のプロ。
イマジネーションを効かせた創作パイに誰もが虜になった。

でも、私生活はみじめ。
自己中心的で嫉妬深くてグータラなダメ夫・アールの呪縛に脅える日々。
脱出計画のためにお金をこっそり貯めるが、酒を飲まされてついイタしてしまったときにアールの子供を身篭ってしまう。

子供なんか欲しくないと思いつつ、通院することになった産婦人科の新人担当医と知り合ったことから話はややこしい方向に・・・


■「リトル・チルドレン」みたい
パイが作品中に何度も出てくるんだけど、お話は「不倫」が軸。
しかもダブル不倫。

登場人物は、ひとクセもふたクセもあるような人物だけど、どこか憎めない。

それは、どこにでも、自分の周囲にも「こういる人って身近にもいるよね~」って共感してしまうから。

言葉や自分の思想とは裏腹に、相手から受ける行動によって、いとも簡単に崩れ去ってしまう、自分の意思の弱さ。

そんなシーンを見ているうちに、「あぁ、これって自分のことかも」と思ってしまう可笑しさ。


ケイト・ウィンスレット主演の「リトル・チルドレン」のようなストーリーだけど、
あちらが
「人生を劇的に変えてしまうアバンチュールを別の人生と捉えるんじゃなく、
自分の出来る『良心』の部分から一歩踏み出して、新しい挑戦をしていこうよ」
という話だったのに対し、
本作品は、
「不幸になってしまうことが、この先わかっているような未来は潔く捨てて、自分の人生を他人に頼らず自分で切り開け」
というメッセージを発信しています。


当初、アメリカでは単館上映だったのがクチコミで話題となり、BOXOFFICEで上位となったのもうなずける、良作品です。


印象に残ったセリフ:
・「あなた、いま幸せ?」
 「あぁ、ほどほどに与え、ほどほどに貰っている。充分幸せだ。
  さぁ、女の判定を下せ。」
・「みんなが不幸になることはやめるべきよ」


それにしても、ジェンナの不貞を真っ先に見抜いていた、レストランオーナーのジョー爺さんの眼力に脱帽。
年の功ってやつですな。。


■パイがおいしそうっていうから楽しみだったけど
日本文化として、パイを日常的に食べる習慣がないから、いろんなパイが登場してきても、「ふ~ん」という感想しか抱けなかった。

あえていうならば、「おいしいそう」というよりも、

「カロリーめっちゃ高そう」「あんなの主食にしてたら、そりゃ太るのも当然だわ」

って感じ。



出演:ケリーラッセル、ネイサン・フィリオン、シェリル・ハインズ、ジェレミー・シスト
監督:エイドリアン・シェリー
ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた



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