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ダージリン急行 THE DARJEELING LIMITED

Posted: 10月 10th, 2008 | Filed under: 文芸

センチメンタル・ジャーニー


■ストーリー
父親の死をきっかけに、長い間疎遠になっていた3人のホイットマン兄弟が1年ぶりに再会。
インドを横断する列車の旅に出る。

はじめはお互いに対して疑心暗鬼になっていた3人。

自分たちとは異なる文化・風習の違い触れるうち、それぞれの心を癒し、再び打ち解けていく_



■わだかまりを解く旅
兄弟の長男が「心の旅」と称して2人の弟たちをインド旅行に誘う。
規律を作り、なんでも自分で決めたがる長男。

遠慮することをしない2人の弟たちは次第に怒り出し、幼い子供のように喧嘩をはじめる。

なんだか、自分たちの姿に重ねてしまう。
そこがほのぼのとしていい感じ。

そしてインドの優しい人たち、文化に触れるうちに心を通わせる。

これを「スピリチュアル」というのかも知れないけど、インドってそんな魅力があるのかも知れない。


印象に残った言葉。
・傷のおかげで顔に深みができるよ。
・もっと自由に自分を表現したら? 言葉ではなくて。


■躍進するインドでのロケ
なんといっても、インドでのロケ。
中国に並んで経済発展著しいインド。
とはいえ、まだまだ昔ながらの風習や文化は根強く残っている国。

そんなインドの日常が垣間見れる貴重なフィルム。
というのは大げさだけれど、走れば追いつけるほどにゆっくり走る列車、分岐点を間違えて迷子になってしまう列車、信号もなく牛馬が歩き、バイクが車線を無視して好きなように走り回っている道路を暴走するタクシー、ガンジス河沿岸での葬式、沐浴など、カオスな風景を垣間見れます。

本作品は監督がインドを旅したときに見てきた驚きの光景を、ストーリーに取り入れているとのこと。

また、鉄道も映画の撮影のために列車ごと借り切って撮影に臨んだそうです。
世界で最も年間映画撮影本数の多いインドならではといえるかも。

ダージリン急行の豪華なインテリア、衣装は「マリー・アントワネット」のミレーナ・カノネロなどが手掛けていて、さらに兄弟たちが持っている旅行鞄はルイ・ヴィトンとマーク・ジェイコブズのデザイン。

観れば納得。旅行鞄にルイ・ヴィトンテイストが溢れています。
実はダージリン急行の車内の壁紙もルイ・ヴィトン風。
でも、違和感がないのが不思議。


■事前に流れる13分の短編が印象的
本編の前に上映される「ホテル・シュヴァリエ HOTEL CHEVALIER」は、「ダージリン急行」のブロローグとして製作されたもの。

パリのホテルの部屋で、ナタリー・ポートマンとジェイソン・シュワルツマンが繰り広げるエピソードが刺激的。

最初、あまりにも髪型がショートカットで、大胆な演技だったのでナタリー・ポートマンだとは思わなかった。

大人になったな、ナタリー(笑)
レオン」で見たあどけなさは、もうどこへやら。

わが子を見る親の気持ちです。。

その演技はかなり官能的。
全身ヌードあり。但し、ポロリなし。
ほんとにフランスの映画みたい。20世紀FOXの作品だけど。

この短編のなかのセリフが、「ダージリン急行」のなかの最後に生きてくるので見逃せません。



・出演:オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマン、アンジェリカ・ヒューストン、ナタリー・ポートマン
・監督:ウェス・アンダーソン
ダージリン急行


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5 絆を探す旅
5 ウェス・アンダーソン監督大好き!
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5 癒し効果バツグンです。


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