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パッション

Posted: 10月 10th, 2008 | Filed under: スペクタクル


情熱をもって許しを与えよ



メル・ギブソンが構想12年を経て私財を製作費に充て、イエス・キリストの最後の12時間を、できる限り史実に従って描いた作品。

ユダがわずかばかりの金銭のためにキリストを裏切るシーン、最後の晩餐から十字架を背負い丘までたどり着くシーン、十字架に釘で貼り付けられ絶命し、そして甦るシーンまでを生々しく描く。これはキリスト教会の聖堂の中に時系列で同様なシーンの絵画が掲示されているが、この絵画の実写版といってよい。

アメリカでは上映中に観客の老婦人が亡くなる事件がおきるほどの衝撃の拷問シーン、ひとりの人間を集中的に標的にする群集心理など、現代社会とも相通じるシーンの連続に目を覆いたくなるが、これが人間の真実の姿である。この歴史が何度も繰り返される。

「パッション」とは「情熱」を意味する。幾多の残虐な拷問を受けながらも、なおも許しを与えようとする。そして甦るほどの情熱を与えたものは何だったのか。自己犠牲の精神を持たない普通の人間には理解不能だろう。


出演: ジム・カヴィーゼル, モニカ・ベルッチ, その他
監督: メル・ギブソン


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