ブレイブ ワン THE BRAVE ONE

Posted: 10月 10th, 2008 | Filed under: サスペンス

復讐するは我にあり。

■ストーリー
NYのFMラジオのパーソナリティを務めるエリカ(ジョディ・フォスター)。
婚約者と夜のセントラルパークへ犬の散歩に出掛けたが、暴漢に襲われ、婚約者は死に、エリカ自身も3週間の昏睡状態となる重傷を負う。

退院後、恐怖と立ち向かうため、1挺の9mm拳銃を手に入れたエリカ。
ふと立ち寄ったコンビニで傷害事件に遭遇し、自分の身を守るために犯人を殺害してしまう。そして次は誰かを救うため、やがて犯罪者を裁くために”処刑者”となって引き金を引き続けた。

エリカ自身の傷害事件から知るNY市警の刑事は、エリカと一連の”処刑者”による連続殺人事件とのある接点を見出す_


■ジョディ・フォスター版「Death Wish:狼よさらば」
ジョディ・フォスターが、ついに犯罪者となってスクリーンに帰ってきた。

妻を殺され、娘をレイプされた男が復讐を遂げるストーリーの、マンダムでおなじみチャールズ・ブロンソン出演「狼よさらば」を彷彿とさせる、この作品。

狼よさらば
狼よさらば
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5 英国人Michael Winner監督作品
5 ブロンソンファン必携の作品

“復讐劇”とはいえ、やってることは犯罪である。
この作品を観て感じることは、イラク戦争の正当化、テロ撲滅に名を借りた世界各国へのアメリカが起こす紛争の正当化

ストーリー中にも、その「復讐するのはイラク戦争の正当化と同じ」という言葉が出てくるのだが、観ている側からすると、エリカによる”復讐”を一部認めたくなる気持ちがわからないわけでもない。

犯罪に対しては、法で裁くのが筋道だが、法で裁けない、法ではどうにもならないこともある。
それが、復讐の正当化に結び付けられるということだ。

誰でも、いとも簡単に一線を越えてしまうことができる。
それを抑制することができるのは自分だけだ。

ラストでエリカが言う。

  「私はもう過去の自分には戻れない。別人になってしまった。」

この映画を観終わったとき、私はエリカがイラク戦争におけるアメリカ合衆国、NY市警の刑事がイギリスとその他のアメリカ支援国に思えてならなかった。

監督の意図はそこにあるのかも知れない。

“THE BRAVE ONE”とは「勇敢な人」。
はたして、アメリカは勇敢な国なのだろうか。


出演:ジョディ・フォスター、テレンス・ハワード、ナビーン・アンドリューズ
監督:ニール・ジョーダン
ブレイブワン


ブレイブ ワン 特別版
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4 ニュー・ヨークの闇にジョディがよく溶け込んでいる
5 本当の気持が伝わってくる
3 こういう展開だとは・・・・


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