プロヴァンスの贈りもの A GOOD YEAR

Posted: 10月 10th, 2008 | Filed under: ロマンス

人生に必要なのは、休暇とワインと恋と美しい土地


ときに強引な手段で株式市場を翻弄する英国のやり手トレーダーが、南フランスのプロヴァンス地方で亡くなった叔父のブドウ園とワイナリーの相続のために古いシャトーを訪れたことから始まるラブストーリー。

南フランスを舞台にした20世紀FOX作品ということで、どんな作品になるかと思ったら、英語が80%くらい、フランス語が20%くらいでセリフを話す映画でした。
ちょっとストーリーに無理がある感じ。
プロヴァンスでの幼少期を英語を主に話して暮らしてたなんて。。

この作品の撮影地はプロヴァンス中央北部に位置するリュプロンにある実在のシャトー”ラ・カノルグ”で行われています。

ゴルド、キュキュロン、アヴィニョン、ラコスト、メネルブなどのプロヴァンスの村をフレームに入れ、美しい景観に主役級の役割を与えています。

監督はアカデミー賞5部門受賞作品「グラディエーター」のリドリー・スコット。
原作者は「南仏プロヴァンスの12ヶ月」でおなじみのピーター・メイル。

太陽の光と緑の巧みな演出が、プロヴァンスの美しさを描き出しているのですが、美しい景色、出会う人々の温かさと真摯な交流が主人公の人生の価値観をも変えていくことになるわけです。

本当の豊かさとは何かに気付き、生きる歓びに目覚めていく主人公に感情移入すれば、人生に大切なものとは何かを気付かせてくれます。

自分のおかれる状況がどう変わろうとも、新しい息吹と思考を持って臨めば、生きていくことができるのです。


原題は「A GOOD YEAR」。
「当たり年」という意味ですが、極上のワインが出来上がるのかのごとく、主人公の人生もプロヴァンスを訪れたことにより、その年が「当たり年」になったのです。

シーンに挿入される、南仏をイメージさせる美しい旋律のBGMも、陽光溢れるプロヴァンスの豊かな大地を織り成すのに一役かっています。

あなたも「人生が豊かに実る場所、見つけよう」


◆印象に残ったセリフ
 ・「勝つことがすべてではない。唯一だ」
 ・「勝利から学ぶことは何もない。負けは知恵を生み出す。大切なのは負け続けないことだ」
 ・「コメディアンに必要なものはタイミングだ」
 ・「ぶどうに必要なのは水と光だけじゃない。ぶどうにはバランスも必要だ」
 ・「あなたにこの土地が合わないんじゃないの。あなたの人生にこの土地が合わないのよ」



とりあえず観賞後は、南フランス産の赤ワインを飲みたくなるので覚悟しておきましょ(笑)





出演:ラッセル・クロウ、フレディ・ハイモア、アルバート・フィニー、マリオン・コティヤール
監督:リドリー・スコット
プロヴァンスの贈りもの


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