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ロッキー・ザ・ファイナル ROCKY BALBOA

Posted: 10月 10th, 2008 | Filed under: スポーツ, 青春

NEVER GIVE UP 自分をあきらめない


第一作の公開から30周年、六作目にして「ロッキー」シリーズ最終作の本作品。

本シリーズは無名の俳優であったシルベスター・スタローンを一躍スターダムに押し上げ、また「愛と友情」「努力すること」「苦難に立ち向かうことの尊さ」を描いたメッセージ性の強い作品として、いまでも高い人気を誇る。


ストーリー:

ボクシング界から身を退き、小さなイタリアン・レストランを経営するロッキー。
他界した愛妻エイドリアンとの思い出にすがって生きているロッキーは、自分の奥底にまだ情熱がくすぶっていることに気づく。
プロボクサーのライセンスを再取得したロッキーは、現役の無敗のチャンピオンボクサーとの対戦のため、ラスベガスでリングに上がることを決意する・・・


実はロッキーシリーズは、1990年に公開された第五作目「ロッキー5/最後のドラマ」で完結している。

しかしながら、「ロッキー5/最後のドラマ」は興行的には失敗で、批評家の評価もよろしくないものであった。

主演であり監督・脚本を担当するシルベスター・スタローンは、再びライフワークであるロッキーの本当の最終作とすべく第六作目「ロッキー・ザ・ファイナル(原題:ROCKY BALBOA)」の脚本を書き上げた。



第六作目の「ロッキー・ザ・ファイナル」は、第一作目のスピリットを甦らせ、過去作品の名場面の挿入や、過去作品中のエピソードから続く場面を用意していて、往年のロッキーファンには堪らない場面が盛りだくさんだ。

本作品は、日本においては、いわゆる「団塊の世代向け映画」と評されることがあるが、そうではない。たしかに、いろいろなしがらみでくすぶり、抑圧されながらも長い会社生活を勤め上げ、第二の人生を歩もうとしている人へのメッセージだといわれるとそんな感じもする。上映館の観客も中高年層が多い。

しかし、これは年齢を重ねた人々だけではなく、若い世代にも向けられたメッセージだ。


作品中には、ロッキー自身が語るセリフの中に、観客へ向けられたくどいほどのメッセージがある。

それは、
「たとえ叩きのめされても、立ち上がり再び前へ進むんだ」
「怖いか?怖いときほど胸を張れ」
「時間が残された人の希望を邪魔する権利はない」
など、ここに書ききれないほどのベタなセリフの数々だが、観る者の心に矢のように突き刺さるものだ。

私はロッキー・シリーズを映画館で見たことは一度もない。
すべてTV放送のみだ。

しかし、巨大なスクリーンを観ながら、ビル・コンティのスコアによる、あの熱い情感を盛り上げるテーマ曲を聴いたとき、鳥肌が立ってしまった。

試合のゴングが鳴る。無敗のチャンピオンに挑むロッキー。強烈なパンチにダウンしても何度も何度も立ち上がり、骨を砕くような重いパンチを相手に浴びせるロッキーを観れば、たとえ映画館の席に座っていて、観ている映像がフィクションだとわかっていても声援を浴びせている自分に気づく。

無敗のチャンピオンに無謀にも挑み、負け戦と揶揄されながらも、プライドと尊厳をもって果敢にも挑む燃える闘魂が心を打つ。

まさに「ロッキー劇場」だ。

ベリー・スペシャル・ワンパターン。
観る前から結末の予想がつき、そして予想通りの内容なのだが、観終わったとき、あなたは過去の自分を思い出し、これからの未来に希望を持ち、再び立ち上がりたくなるだろう。

本作品は、60歳(2007年4月現在)を迎えたシルベスター・スタローンが語る説教話なのだ。


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エンドロールがはじまっても、最後まで席を立たないことを強くおすすめします。
自分も小高い丘への階段を駆け上り、ガッツポーツで飛び跳ねたくなりました。


出演:シルベスター・スタローン、バート・ヤング、アントニオ・ターヴァー、ジェラルディン・ヒューズ、マイロ・ヴィンティミリア、トニー・バートン
監督:シルベスター・スタローン
ロッキー・ザ・ファイナル





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