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善き人のためのソナタ

Posted: 10月 10th, 2008 | Filed under: 文芸

この曲を本気で聴いた者は、悪人になれない

チラシ「善き人のためのソナタ」より引用。

1984年、東西冷戦下の東ベルリン。
壁の向こうで、何が起こっていたのか?
ようやく明かされた、”監視国家”の真実___。



国家保安省(シュタージ)局員のヴィスラーは、劇作家のドライマンと舞台女優である恋人のクリスタが反体制である証拠をつかむように命じられ、ドライマンの住む部屋の至る所に盗聴器を仕掛けて監視を始める。

盗聴器から聴こえてきたのは、自由な発想や愛の言葉、美しいソナタの調べだった。

その思想・文化に触れ、それの言葉と音楽を聴くことにより、彼は生きる歓びにうち震え、新しい世界に目覚めていく。



1989年のベルリンの壁崩壊後、長い間、旧東ドイツの国家保安省については語られることはなかったが、17年を経た現在、ようやく当時の状況が明らかにされてきた。

この作品は、当時の旧東ドイツの監視体制の状況を歴史学者や目撃談や記録文書による4年にもおよぶリサーチの結果、正確に描いたものである。

生きる歓びや自由な発想を持つことのすばらしさを描くほかに、
自由を求めた正しい行動は報われる
自分だけを救うために人を裏切れば、報いを受ける
というメッセージも持ち合わせた作品だ。

東西統一後のドイツでラスト、劇作家ドライマンが”HGW XX/7に捧げる”というメッセージをヴィスラーに向けるあたりは心憎い演出といえる。




「善き人のためのソナタ」 原題:Das Leben Der Anderen ドイツ作品
・2007年度アカデミー外国語映画賞
・ローラ賞(ドイツ映画賞)
・バヴァリアン映画祭 主演男優賞・新人監督賞・脚本賞・最優秀新人プロデューサー賞
・ミュンヘン映画祭 ベルンハルト・ヴィッキ映画賞
・ロカルノ国際映画祭 観客賞

出演:ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバンチャン・コッホ、ウルリッヒ・トゥクール
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク

善き人のためのソナタ
善き人のためのソナタ



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