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嫌われ松子の一生

Posted: 10月 10th, 2008 | Filed under: ミュージカル


これを駄作と見るか、すばらしい作品と見るかは、
あなたのこれまでの生き方次第


とある教師の女の転落人生を描いた作品。
「転落人生」というダークなストーリーを、コミカルにミュージカルやお花の小鳥のCGを取り入れて描いているのがなによりの救い。

中谷美紀の滑稽な演技や妖艶なベッドシーンなどの話題が先行しているが、
この作品から得られることもある。

「他人に依存したり、他人に媚びる人生は、それだけで損」だということだ。

ストーリー中に、

「いかに人に愛されるかよりも、いかに人を愛するか、いかに与えることができるか」という主人公・松子のセリフが何度も出てくるが、それは単に松子の勘違い・意味の履き違えで、「自分の人生は自分で切り開くもの」ということに気付けばよかったのにと何度も悔やまれる。

しかしラスト近く、松子自身がそのことに気付くも、あっけない非業の死を遂げてしまう。

果たして松子の一生は報われない人生だったのか。

誰よりも濃い人生を生きたかのような松子だが、やっぱり悲惨な人生であったと思う。


上映中、2名が途中退場したが気持ちはわかる。
面白さは○だが、好き嫌いのはっきり二分される映画だと思う。

でも、この映画のよさは後になるほど滲み出てくる。

いつも人生ハッピーで過ごしている人には退屈であり、作品の訴える意味を感じないかも知れないが、苦労人にはジワリジワリと胸を打つ作品だろう。

それは、松子に自分を投影してしまうから。




そして、サウンドトラック盤がかなりよい出来である。
わたしは1ヶ月程、ヘビーローテーションで毎日聴いてしまった。
特に「Happy Wednesday / 中谷美紀」「まげてのばして / 中谷美紀」「USO / 阿井莉沙」がすばらしい。
「古い日記 / 和田アキ子」も迫力があり、現代の時代において聴いても何ら遜色がない。


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