敬愛なるベートーヴェン Copying Beethoven

Posted: 10月 10th, 2008 | Filed under: 文芸

芸術は爆発だ!


【ストーリー】
チラシ「敬愛なるベートーヴェン」より引用。
ベートーヴェンが唯一才能を認めた
若き女性作曲家との烈火のごとき創作活動、
師弟を越えた愛が、
ウィーンの街を舞台に描かれる。

1824年ウィーンにて、”第九”の初演を控えたベートーヴェンのアトリエに、作曲家を志す女性アンナがコピスト(写譜師)として訪れた。
期待に反し、女性のコピストが来たことに激怒するベートーヴェンだったが、徐々に彼女の才能を認め、”第九”の作曲を支える存在となる。昼夜を問わない創作活動を通して、二人の間には師弟愛以上の感情が芽生えていく。



【レビュー】
実在の人物を描いて映画化するのはかなりの困難であり、写譜師との会話・感情がどのようなものであったかも憶測でしか語れません。製作にあたって入念なリサーチを行っていても、フィクションとしてしか見ることはできないけれど、

本作品は
映画館で聴く”第九”。


として見ればよいでしょう。

また、通常の演奏会では決してありえない
裏方の女性指揮者
が本作品の見所でもあります。

”第九”初演後のエピソードが中だるみで、そのままトーンダウンして終わってしまったのがちょっと残念ではありますが。


本作品ではエド・ハリスがベートーヴェンになりきって演じています。
演じるにあたっては、ベートーヴェンに関する伝記や書物を読み、何ヶ月もかけてピアノ、ヴァイオリン、指揮を勉強し、撮影時には譜面を見なくても指揮ができるほど上達していたそうです。(公式サイトより)

一方のコピスト役のダイアン・クルーガーも、音楽や指揮を勉強して撮影に望んだとのこと。ダイアン・クルーガーは若い頃のジョディ・フォスターの面影があり、知性美を垣間見ることができます。


日本の年末といえば、”第九”ですが、映画館で聴くことができたのはいい経験でした。”第九”初演時の感動を、スクリーンを通して見ることができたことが嬉しいのです。

観賞しながら、指と首を揺らしてリズムをとっている自分に驚いたほどです。


出演:エド・ハリス、ダイアン・クルーガー、マシュー・グッド
監督:アニエスカ・ホランド

敬愛なるベートーヴェン



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