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Posted: 10月 10th, 2008 | Filed under: ホラー


映像と中谷美紀は美しいんだけど・・・



Amazon.co.jpからの引用。
黒沢清監督のホラーは、つねに一筋縄ではいかない。本作も、その好例だ。郊外の家に引っ越した作家の礼子が、隣の廃墟で、千年前に沼に落ちたという女性のミイラを発見する。まるでミイラに呪われたかのように、不可解な現象に見舞われる礼子。物語の基本はよくあるホラーのパターンだが、ミイラを保管する大学教授・吉岡と礼子らの愛と裏切りのドラマが、ミイラの秘密以上に、先のみえない展開で同時進行していく。

私はこれまで黒沢清監督の作品を見たことはなかった。
「CURE」「回路」「アカルイミライ」「ドッペルゲンガー」などの作品を産みだしたとして一定の評価がある監督であるが、見終わった直後の感想は、正直よくわからんというものだった。

唐突に切り替わる映像、巻き戻して回想シーンとなる場面、ホラーにありがちな効果音。その恐怖の場面から一転して「あれっ?」と思わせる拍子抜けした演出の数々に「何なんだこの映画は」と思わざるを得なかった。

作品のキャッチコピーは
「その女は永遠の美を求めてミイラとなった。千年の後、彼女は目覚め、そして私に呪いをかけた。恐るべき永遠の愛という呪いを。」

ストーリーは、ミイラによる呪いがテーマなのか、殺された女の霊による怪奇現象がテーマなのか、途中ブレた感じになるが、見終わった後、やはりミイラに取り込まれた教授の妄想と幻想、そして現実が引き起こしたものなのだと気付く。

大学教授役の豊川悦司のクサイセリフと出版社編集部長役の西島秀俊の台本棒読みのようなセリフ、演出クサさが笑いを誘う。これも黒沢監督の意図した演出なのだろうか。

唐突に終わる衝撃のラストシーンは、その数秒前に先が読めてしまった。

ホラー、サスペンス、ミステリー、お笑いの要素を含む作品だが、不思議と怖くはない。

中谷美紀出演作品の中では一番、彼女の美しさが描かれている作品だといえる。
何着かで着まわしされるノースリーブのワンピース姿、小説を書くためにPCに向かっているときに間接照明に照らされる姿は神々しくもある。

「嫌われ松子の一生」の前に撮影された作品だが、中谷美紀の女優としての成長に期待大である。

ただ、そんな中谷美紀の頑張りも、この作品では報われなかった。
ストーリーのツメの甘さが目立つ作品である。映像は美しいのだが。



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