ヤング@ハート Young@Heart

Posted: 12月 1st, 2008 | Filed under: ドキュメンタリー

歌うことは生きること、生きることが歌うこと。



■ストーリー
アメリカの小さな町に実在する「ヤング@ハート」というコーラス隊のドキュメンタリー。
アメリカ、ヨーロッパなど世界中でロックを歌うコンサートツアーを敢行し、観客を熱狂させるこのグループのメンバー平均年齢は80歳。
老人がゆえ、五体満足というわけではなく、癌を患っていたり、心筋梗塞で生死の淵を彷徨った経験のある人もいる。
だけど、なによりも歌が好き、観客を喜ばせるのが生きがいという老人たちは、54歳の指揮者の厳しいトレーニングにも耐えて歌を自分のものにして完成させていく。

メンバーは免疫抵抗力が落ちているのでリスクは高い。
公演の練習中に2人が亡くなってしまう。
メンバーの死は悲しいが、それはわかっていること。いつかは自分もそうなることだ。

ショー・ビジネスのプロである誇りをもって、コンサートは予定通り敢行させる。
それが、亡くなった人への追悼であり、敬意だ。

■老いることを怖がらないために
1982年に誕生したコーラス隊は、世界中を楽しませている。
普通なら年金生活者として、のんびりした生活を送っているはずの彼らは、PCを使ってミュージシャンの動画を見て独学で歌を学び、自らクルマを運転し、練習のために集まって歌を歌い、劇場公演を実現させる。

歌や笑いは病状を改善させる効果があると言われている。
彼らはそれを身を持って体現している。

メンバーの一人は「歌うこと、観客を喜ばせることが生きがい」だと言う。
「生涯現役」という言葉があるが、この作品に登場する老人たちはそれを実現させている。

人生も半ばを過ぎれば自然と死生観を持つようになる。
自分は何を残せるのか。
いかにして老いを生きていくか。

この作品を見れば、老いていくことへの恐れはなくなり、それは楽しみに変わる。

Feel So Good!!

Tips:
・2007年ロサンゼルス映画祭 国際映画部門 観客賞受賞/ローズドール(金のバラ賞)受賞
・2008年アトランタ映画祭 観客賞受賞/サンダンス映画祭出品

・出演:アイリーンホール、ジョー・ベノア、レニー・フォンディン、スタン・ゴールドマン、ボブ・サルヴィーニ、ドーラ・B・パーカー、ボブ・シルマン
・監督:スティーヴン・ウォーカー
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