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2012

Posted: 11月 26th, 2009 | Filed under: スペクタクル, パニック

映像だけはすごい映像だけは


■ストーリー

2009年、インドの科学者が太陽フレア現象に伴う地殻変動の動きを察知し、世界の終末がくることを知る。

そして2012年、ロサンゼルスはM10.2という巨大な大地震とともに壊滅、難を逃れた一家はイエローストーンで手に入れた人類を救う方舟を建造しているという場所を示した地図をもとに中国へと向かう。その間にも、世界各地は次々と災害に見舞われていた・・・

■ディザスター映画の最高峰

最近は世界終末を描いた映画をディザスター映画と呼ぶようになったらしい。以前はパニック映画とかスペクタクル巨編などと言っていたが。

本作品は古代マヤ人が記した暦が2012年12月21日で終わっていることを題材にした映画で、ローランド・エメリッヒ監督自身がこれ以上のディザスター映画は作れないと言ったほどの仕上がりとなっている。たしかにこれまでのディザスター映画、「デイ・アフター・トゥモロー」「アルマゲドン」「ノウィング」などとは比較にならないほどのVFXだ。

大噴火を起こすイエローストーン国立公園、崩壊するロサンゼルス、ラスベガス、灼熱地獄と化すハワイ、1000m級の大津波にさらわれるインドやヒマラヤ山脈。VFXもここまで来たかというほどの表現力だ。

しかも、このVFXにはクリエーターとして参加している日本の若者の技術が脚光を浴びているというのが驚きだ。彼はVFX会社であるデジタル・ドメイン社に入社して以来、ずっと下働き的存在だったが、CGで海や波を表現するために流体力学を独学で学び、遊ぶ時間を削ってまで技術開発に勤しんだという。その甲斐あって卓越した技術を獲得し、ハリウッドでは欠かせない存在となった。
そしてついにアカデミーの科学技術賞も受賞している。

■新興国を意識したつくり

数年前までは、映画プロモーションとして日本ははずせないもので、日本を登場させることが多かった。
しかし、最近の映画は新興国、中国やインドを意識したものとなっている。日本も登場するのだが、メインステージは中国になっている。方舟建造を見た政治家に「さすが中国だ。こんなに早くできるとは思わなかった」と言わせ、リップサービスも忘れない。しかし、このセリフは一部の中国人には中国を嘲笑していると映っているそうだ。国家の違い、文化の違い、思想の違いを越えるのはなかなかむずかしい。

■しかしストーリーは陳腐

世界終末を描いた作品は、どれもストーリーは似通っている。
まず地球上のどこかで天災が発生、やがて世界各地で天変地異が起こる。選ばれた一部の人間だけが生き残るべく、宇宙船とか巨大な船や巨大なシェルターに逃げ込む。その間、ある家族にスポットが当てられ、天災から逃げ惑う様子や助け合い、自己犠牲の精神を披露する。

みんな同じストーリー。
この作品もそのセオリーからは逃れられなかったようで、決まりきったストーリーの枠の範囲内で物語は進む。

映像だけはすごい映画。

・出演:ジョン・キューザック、ダニー・グローヴァー、モーガン・リリー、アマンダ・ビート
・監督:ローランド・エメリッヒ
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