Cars2

Posted: 8月 11th, 2011 | Filed under: アニメーション

実写よりもリアルな風景に驚愕

cars2

■ストーリー

史上最速のレースカー・マックィーンは、東京、イタリア、イギリスで開催されるワールド・グランプリに出場することが決定。

だが、レースには恐るべき陰謀が隠されていた・・・


■目を見張るCGの仕上がりにただ圧倒される

冒頭の夜の荒波を航行する船のシーンから、ロンドンでのレースまで、ピクサー・アニメーション・スタジオのCGアニメ技術の進歩に目を見張らされる。

ライトに照らされた波打つ夜の海の繊細な動きや、クルマに写りこんだ景色などの表現力もさることながら、アメリカの砂漠地帯の灼熱と埃っぽさ、イタリアの抜けるような明るさ、フランス・パリの澄み切った感じ、イギリス・ロンドンのいつも曇って澱んだ感じなど、その土地の空気感がとてもよく描かれている。(東京は機械的でいかにもアニメ的な表現ではあったが・・・)

それ以上にすごいのが、風景描写の作りこみ。
パリの凱旋門、エッフェル塔、ロンドンのビッグベンなどの街並みの描写が、実写映像以上にリアルに見えて、ただただ圧倒される。

子供向けのアニメではあるが、作り手は大人である。
世に問う作品を作る以上は、たとえ子供向けであっても一切、手を抜かないピクサー社のこだわりにクリエイター魂を見せつけられた。

ストーリーは友情を扱ったもので、わかりやすいものだ。
登場する美人諜報員役の本業が、iPhoneアプリの開発者という設定に、ピクサー社を創業したSteve Jobsへのリスペクトが伺える。

エンドロールでは、もちろんSpecial ThanksとしてSteve Jobsの名が挙げられる。
Perfumeのポリリズムが挿入歌として使われていると話題になったが、ストーリー中では東京でのパーティのシーンでほんの十秒使われる程度で残念だと思いきや、エンドロールでフルコーラス流されて感激。

ピクサー社のアニメにつきものの、本編が始まる前の短編は、「トイ・ストーリー3」の続編に当たる「ハワイアン・バケーション」が上映される。

短編作品は、いつもならメッセージ性のある内容となる。今回のは「絆」をテーマにしたそうだが、「トイ・ストーリー3」の登場人物が出ているということもあって、メッセージ性は薄れた感じだった。


・監督: ジョン・ラセター
Cars2



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