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007 スペクター / 007 SPECTRE

Posted: 12月 4th, 2015 | Filed under: アクション

クレイグ・ボンドにしては凡作

007spectre
ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド4作目の本作は、最高の興行収益を上げているそうである。
たしかにアクションはスタイリッシュでカッコイイ。
メキシコを舞台にした、冒頭から始まるアクションに繋がるまでの長尺シーンは、これから始まる物語に観客をグイグイと引き込ませるほど素晴らしい。

だが、シナリオにツッコミどころも満載である。

ダニエル・クレイグ版007シリーズは、で硬派さを全面に押し出した、これまでにないジェームズ・ボンドを演じ、衝撃を与えた。

それまでの007シリーズは荒唐無稽なストーリーにアクション、ボンドが操る武器やメカも荒唐無稽だったので、安心してその荒唐無稽なスパイアクションを観賞できていた。

そして、ダニエル・クレイグが演じた「カジノ・ロワイヤル」で、硬派なリアリズムを表現し、それが聴衆の目には、「これが新しい007なのだ」と認識するに至った。

ところが、ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド4作目では、シナリオに粗さが目立つ。

例えば、
・大型のリフトで行くような雪山の頂上付近にある診療所にいる女性を誘拐してAWD車で逃げる敵を追いかけるのに、軽飛行機を使っている。(リフトで行かなきゃならないような雪山に離陸できる滑走路があったのか?)

・各国間の諜報機関会議を大きな窓のある部屋で開催。(外部から望遠鏡を使って口唇術で会議内容がバレてしまう恐れのある窓のあるところで、諜報機関が会議を実施するか?)

・長距離夜行列車の食堂車でのアクションで、それまでにいたはずの他の乗客や乗務員が一切登場せず、他の乗客の悲鳴すら聞こえてこない。そして、何事もなかったかのように運転は続行され、ボンドは目的地に到着する。

・爆破寸前の旧諜報機関建屋から逃げるときに、女を抱えて飛び降りたら、そこに都合よく大きなネットが張ってあった。

・諜報機関を辞職したはずのボンドが、諜報機関に侵入しQのもとにやってきて、修理中だったクラシックなアストンマーチンをくれといい、Qは渡してしまう。

カジノ・ロワイヤル」からは、リアリズムで通してきただけに、御都合主義的な設定やシナリオの粗さが酷く目立ってしまう。

もともと荒唐無稽なストーリーが007の持ち味だったが、これは次回作で元に戻るという伏線なのだろうか。

・出演: ダニエル・クレイグ、クリストフ・ワルツ、レア・セドゥー、レイフ・ファインズ、モニカ・ベルッチ
・監督: サム・メンデス

007 SPECTRE 公式

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