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インデペンデンス・デイ リサージェンス / Independence Day: Resurgence

Posted: 7月 15th, 2016 | Filed under: SF, アクション

なんでもデカけりゃいいってもんじゃない

インデペンデンス・デイ リサージェンス
1996年に製作・公開された、インデペンデンス・デイの続編。
前作で撃退したエイリアンが再び地球を攻めてくるというもの。

前作で人類が宇宙船母艦を破壊したとき、エイリアンはSOS信号を発信。
一方、人類はエイリアンが残した宇宙船から得たテクノロジーを吸収、重力の克服と超高速移動を実現され、再びのエイリアンの襲来に備えていた。

地球へ襲来してきた宇宙船がとにかくデカイ。前作を遥かに上回る規模で地球を半分くらい覆うほど。
テクノロジーも進化しており、エイリアンの宇宙船から吸収したテクノロジーを凌ぐエネルギーで地球を攻撃する。

これは映画館の巨大スクリーンと大音響でこそ楽しめる作品であり、是非映画館に足を運んで観るべきものだ。

但し、観るべき箇所は巨大宇宙船・エイリアンと人類との戦いを描くVFXのみで、脚本はいただけない。

ツッコみどころが満載で、例を挙げるとキリがない。
一例を挙げると、
  • 前作でエイリアンとの戦いで総指揮をとったアメリカ大統領は咳込みながらヨボヨボな足取りで登場したと思ったら、後半はシャキーンとした姿で戦闘の最前線に出撃。
  • 主要な登場人物がほとんど死なない。えっ、その場面からどうして生還できたの?と思う場面多数。
  • 無理やり挿入したかのようなお涙頂戴シーン。
などなど・・・

脚本の粗さがとても目立ってしまい、興ざめである。
20年前に製作された前作よりもVFXは向上し、宇宙船も巨大、戦闘シーンもエキサイティングだが、脚本は前作に遠く及ばない。

これは、ヒットメーカーの驕りなのだろうか。

ディズニー映画のように、製作途中から何度も試写を繰り返し、場合によっては作り直しをするなど、よい映画にするための努力を惜しまない仕組みを取り入れれば、よい脚本になっただろうに、その跡が垣間見れないのが極めて残念である。

ここ数年のハリウッド映画は、多くの興行収益が望める中国を意識した場面設定が多いが、この作品でも同様だ。
中国人の指揮官、女パイロット、中国語パッケージの飲料が登場する。

15~20年前のハリウッド映画でも、当時多くの興行収益が見込めた日本市場を意識して、日本人が登場することがあった。
当時登場した日本人は、スーツ、メガネ、73分けのヘアースタイルの典型的なエコノミック・アニマル的な日本人か、誤った解釈をされたサムライ姿。
ハリウッドから嘲笑の対象にされているのだろうと、当事者である日本人が観てもはっきりとわかるものだったが、現在ハリウッド作品に登場する中国人は、嘲笑の対象ではなく、救い主であり英雄的な設定である。

これは、嘲笑されてもモノ言わぬ日本人と、ハッキリとモノ言う中国人との違いをハリウッド映画製作者側が認識している所以だろう。

日本人もナメられたものである。


・出演: リアム・ヘムズワース、ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマン、マイカ・モンロー、ジェシー・アッシャー、トラビス・トープ、ウィリアム・フィクトナー、シャルロット・ゲンズブール、ジャド・ハーシュ、ブレント・スピナー、セラ・ウォード、アンジェラベイビー、ビビカ・A・フォックス
・監督: ローランド・エメリッヒ

インデペンデンス・デイ リサージェンス公式


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